名古屋でも注目が集まる樹木葬とは?気になるデメリットや費用相場
樹木葬とは
さまざまなスタイルの埋葬方法が登場していますが、中でも人気が高まっているのが「樹木葬(じゅもくそう)」です。
樹木葬とは、従来のような大きなお墓を建てて遺骨をおさめるのではなく、墓石のかわりに花や木を建てるお墓のことをいいます。従来のお墓とは違って華やかな印象のほか、コンパクトなスペースで済むことからも、費用を軽減できると人気です。お墓の代わりに植えられる「シンボルツリー」は1人1本の場合や、1本の周りに複数の遺骨を埋める方法があり、桜やハナミズキなどの木がよく使われています。
また、木ではなくバラなどの花を敷き詰めたタイプもあり、お墓の区画にもさまざまなデザインがあるのが特徴です。
樹木葬のデメリット
一般的な埋葬方法に比べると費用を抑えられる樹木葬ですが、デメリットもあります。
樹木葬は「永代供養(えいたいくよう)」を行うことが多く、一定期間を経て遺骨を土にかえしたり、合同のお墓に遺骨を移したりします。この期間は霊園によって違いますが、13回忌や33回忌、長くても50回忌までという期間が多くなっています。つまり、その期間が終わってしまうと遺骨がどのような扱いになるのかは、霊園・墓地次第。どれくらいの期間契約(供養)が行われるのかを知っておく必要があります。さらに、樹木葬の場合は火事になるのを防ぐため、一般的なお墓とは違って線香をあげたり、ろうそくを使うことが禁止されている場合があります。
このように、通常のお墓とは違うルールが設けられているため、事前に確認をしておく必要があります。
樹木葬の費用相場
樹木葬にかかる費用ですが、これは場所(地域)によって大きく変わります。
それでも、一般的な墓地に比べると費用を抑えることができます。その理由として挙げられるのは、まず墓石が不要であること。花や木を使用する樹木葬は、通常のお墓と違って大きな墓石を建てる必要がありません。樹木葬によっては、小さな石碑を建てる場合がありますが、それでも通常の墓石に比べると費用は抑えられるでしょう。
また、比較的街中・都心にある樹木葬の場合は、費用が高くなります。逆に、アクセスしづらい場所や野山を利用した自然の多い樹木葬の場合、費用をさらに抑えられるでしょう。名古屋の場合、20万円ほどで樹木葬ができるところもあれば、100万円近くかかるところも。場所や樹木葬を行う墓地の決まり等により、費用は大きく変動することがわかります。