生前準備とは?終活中に事前に決めておきたい準備の内容
生前準備とは
高齢化に伴って自身の最後について考える終活がさかんに行われるようになりました。
自身が亡くなったときのことを考えて、最後にああしてほしい・こうしてほしいという希望をまとめることをいいます。また、残された家族が故人にどのようなことをすれば良いのか、最後の願いをかなえてあげられるということから、悲しみを和らげることにも一役買っています。
生前準備によって事前にさまざまなことを決めておけば、万が一のときにも混乱せず、事がスムーズに運ぶでしょう。
遺言を書く
生前準備を行う上でまず思い浮かぶのが「遺言」です。
自分が持っている資産についてどのように、誰に分けていくか。自分にかけていた保険金の受取人を誰にするか、など誰に何をどのように分ける・渡すのかを指定できるのが遺言書です。遺言書は自分の意思。これがないと、もし資産がある方は自分が思っていないところに資産が渡されるおそれがあります。最後の意思表示として、きちんと遺言を書いておきましょう。
ちなみに、遺言書は法的な手続きなどを経なくても、自筆で作成することができますのでぜひチャレンジしてみましょう。
葬儀やお墓のことを考える
自分が亡くなったあと家族が困るのは、葬儀やお墓のこと。
お別れのための葬儀は、どのようにしてほしいか・誰を必ず呼んでほしいかなど、希望をまとめましょう。また、お墓についても希望をまとめておきましょう。一般的なお墓に入ることはもちろん、夫婦二人で入りたい、樹木葬にしてほしい、海に骨をまいてほしい(海洋散骨)など、さまざまな埋葬方法があります。
遺言書はもちろんですが、まず亡くなった際に必要となる葬儀・お墓についても、家族にしっかりと伝えるために希望をまとめておきましょう。